福岡県の最南端に位置する大牟田市。室町時代に初めて石炭が発見されてから石炭の採掘が行われ、最盛期には近代日本の発展を支えてきました。
1997年に最後の炭坑が閉山になって以降、石炭の採掘は行われていませんが、今でも多くの炭坑関連施設が残っています。
そして、2015年にその大牟田市にある炭坑関連施設が「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製銅、造船、石炭産業」の一部として世界文化遺産として登録されました!
世界遺産登録に続き、2019年には大牟田にある動物園を舞台にした映画が全国公開されるなど、盛り上がりを見せている大牟田市のおすすめスポットをご紹介します!
おすすめスポットその1「宮原坑・専用鉄道敷跡」
引用元:福岡タウン情報 (http://www.fukuokatown.com/miyanoharakou/)
- 住所 :福岡県大牟田市宮原町1丁目86-3
- 電話番号:0944-41-2515 (大牟田市世界遺産・文化財室)
- 公開時間:9:30~17:00 (最終入場 16:30)
- 入場料 :無料
- 定休日 :主に月曜日 (カレンダー参照)
- 駐車場 :あり (大型10台 / 小型132台)
- HP :https://www.miike-coalmines.jp/miyanohara.html
世界文化遺産登録された大牟田を代表する史跡。
遠くからでも一眼でわかるほど巨大な竪坑 (たてこう) のシャフトと併設された煉瓦造りの巻き揚げ機室が時代を感じさせます。
シャフトからは炭鉱マン達が毎日石炭を掘るために特大エレベーターに乗り下りていった穴を見下ろすこともできます。
巻き揚げ機室の中には大勢を乗せたエレベーターを動かすための巨大な巻き揚げ機を見ることができます。大牟田全盛期のレガシーに浸りながらボランティアの方達の解説を聴くのもオススメ。
お隣の熊本県荒尾市にある「万田坑」から続く「専用鉄道敷跡」は、採掘された石炭を乗せたトロッコ電車が通った線路の跡。
宮原坑から線路跡へ降りることができ、新緑の時期に線路に沿ってぶらぶらとお散歩するのもオススメです。
引用元:まっぷる (https://www.mapple.net/spot/40012506/)
おすすめスポットその2「三池港」
引用元:九州旅ネット (https://www.welcomekyushu.jp/world_heritage/spots/detail/14)
- 住所 :福岡県大牟田市新港町
- 電話番号 :0944-41-2515 (大牟田市世界遺産・文化財室)
- 公開時間 :ふ頭閘門等稼働施設は非公開
- 三池港展望所:9:30~17:00 (最終入場 16:30)
- 入場料 :無料
- 定休日 :主に月曜日 (カレンダー参照)
- 駐車場 :あり
- HP :https://www.miike-coalmines.jp/port.html
こちらも大牟田を代表する名所のひとつ!
明治時代に開港した港で、パナマ運河と同じ形式の「閘門 (こうもん) 」と呼ばれる扉をもつ日本で唯一の港です。
干満の差が大きい有明海で一定の水位を保つことができたこの港は、石炭を海外へ直接輸出することを容易にしたことで、三池炭鉱のさらなる発展の一端を担いました。
建設から100年以上たった今でも、当時の姿のまま動き続け、貿易の拠点としての役割を果たしています。
空から見ると、ナスカの地上絵のハチドリに似ているこの港。
水門から伸びる約2kmの水路の先には有明海と雲仙普賢岳を一望でき、晴れた日には水路の先に沈む夕日を見ることができます。
引用元:大牟田ひとめぐり (https://www.omuta-hitomeguri.jp/light-route-miikeport)
おすすめスポットその3「大牟田市立動物園」
引用元:九州旅ネット (https://www.welcomekyushu.jp/event/?mode=detail&id=9999901004799&isSpot=1&isEvent=)
- 住所 :福岡県大牟田市昭和町163番地
- 電話番号:0944-56-4526
- 営業時間:9:30~17:00 (12月~2月 / 9:30~16:30)
- 入場料 :大人 380円 / 高校生 220円 / 4歳~小・中学生 80円 / 3歳以下 無料
- 定休日 :毎月 第2・第4月曜日(祝日および振替休日の場合はその翌日)※年末年始(12月29日~ 1月 1日)
- 駐車場 :あり
- HP :https://omutacityzoo.org/
2019年に全国公開された映画「いのちのスケッチ」の舞台になった動物園が、この「大牟田市動物園」です。
引用元:大牟田市 (http://www.city.omuta.lg.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&type=top&id=12625)
佐藤寛太さん扮する主人公が地元に戻り、アルバイトとして働く「延命動物園」として登場するこの動物園は「動物福祉」に取り組んでいて、飼育動物達が豊かに暮らすことができるよう様々な配慮がされている珍しい動物園。
ウサギやモルモットなどを抱っこさせてもらえたり、リスザル達がのびのびと動き回っている大きなケージの中でリスザルと触れ合うことができたりと、動物達との距離が近いのが特徴で、ホワイトタイガーを福岡県で唯一飼育している動物園だったりもします。
「カップル限定一日飼育員体験」や動物園のことをもっと学べる「ズーアカデミー」といったイベントもたくさん企画されているので、カップルだけでなく、小さなお子さんと家族でお出かけになるのにぴったりなスポットです!
引用元:フォートラベル (https://4travel.jp/travelogue/10738615)
おすすめスポットその4「普光寺の『臥龍梅』」
引用元:ちくご観光案内所 (https://kankou.chikugolife.jp/kankou/detail/270?id=270)
- 住所 :福岡県大牟田市大字今山2538
- 電話番号:0944-52-2212 (大牟田市観光協会)
- 公開時間:10:00~16:00 (2月下旬~3月上旬)
- 観覧料 :中学生以上 300円 (2月下旬~3月上旬)
- 駐車場 :あり
- HP :https://www.city.omuta.lg.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=5819&class_set_id=7&class_id=640
大牟田の北側・三池山のふもとにあるお寺「普光寺」。
毎年2月から3月にかけて何とも珍しい名前が付けられた梅の花が見頃を迎えます。
その名も「臥龍梅 (がりゅうばい)」。
龍が地を這うように見えることからその名が付けられた、県の天然記念物にも指定されている樹齢約450年の梅の木です。
臥龍梅の他、たくさんの梅の木と季節の植物が見事な花を咲かせてくれます!
山の中腹にある敷地から見る大牟田市内の展望もオススメです。
おすすめスポットその5「三井港倶楽部」
引用元:Instagram (https://www.instagram.com/mitsui_minatoclub/)
- 住所 :福岡県大牟田市西港町2-6
- 電話番号:0944-51-3710
- 営業時間:ランチ 11:30~15:00 (LO 14:00) / ディナー 17:30~21:00 (LO 20:00)
- 定休日 :火曜日
- 駐車場 :あり
- HP :https://www.mitsui-minatoclub.com/
先程ご紹介した三池港近くにある、明治時代から現存する築100年以上の迎賓館跡。
建物の中に足を踏み入れると、一気に明治時代へと迷い込んだような錯覚にとらわれるお洒落な赤絨毯や暖炉がお出迎え。
引用元:えんとつ町のプペル展 in 大牟田 (https://poupelle-omuta.com/)
昭和天皇もご訪問になられ、普段はレストラン、そして結婚式場としても利用することができる何ともおつな洋館です。
敷地には手入れの行き届いた樹々が生茂る広い芝生の庭園もあり、ゆったりとした情緒あふれる空気が流れています。
夏場にはビアガーデンとして開放されていて、一年を通して特別な日にも、ちょっと一息入れたい時にでも訪れたい上質な空間です。
大牟田市のおすすめスポット まとめ
福岡市内からも西鉄電車で終点まで1時間ほどで到着してしまう距離にある、福岡県最南端の町・大牟田。
炭鉱で栄えた時代の面影を今に残す歴史のある街には、史跡以外にも三井港倶楽部のようなゆっくりとくつろげるお洒落や風変わりなお店もたくさん点在していて、季節ごとに大蛇山といった催しも開かれています。
熊本・長崎 (島原)・佐賀のどこからも1時間ほどで行けてしまう、意外と知られていないハブのような街に一度足を伸ばしてみてください。
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